K様のE87-130i、雨漏り修理で3回目の入庫です。
すみません・・・
運転席の床が雨の後に濡れているそうです。
1回目の修理は、よくあるケースで運転席ドアの内側にあるインシュレーターの接着が弱く、ブチルの張り直しで対処。
シャワーテストして、再発が無い事を確認し納車。
でも、まだ水が入ってくる模様です。
2回目の修理は、シャワーテストをしながら左後ろドアからの水を確認。ブチルの張り直しで対処。
でも、まだ入ってしまうそうです。
何度も申し訳ありません。
全てのドアのブチル張り直しをしてみました。

インシュレーターっていうのは、ドアに張ってあるスポンジみたいなもので、写真のグレーの部分です。
音消しと水の進入を防いでいます。
インシュレーターは、ブチル(ネバネバのゴム)で貼り付けてあります。メーカーによってはインシュレーターがビニールの物もあります。
インシュレーターのブチルを全ドアで張り直して、ドア一枚ずつシャワーテストをしてみました。
黄色いテープが貼ってある部分は、内張を取り付ける際のクリップの穴で、通常はクリップで水の進入を留めていますので、通常は無視できます。なので、テスト時はここは塞いじゃいます。
なんでドアにこだわるかと言いますと、ルーフやパルクヘッドはテスト済みです。

クリップの穴は無視なんて思っていたら、右後ろのクリップ穴から大量の水の進入がありました。
無視できないですね。
そういえば、K様がクルマを置いていく時に、「前回の修理の時とは違う経路で水が入ってくる気がする」なんて仰ってました。これかもしれないですね。
そうなれば、この穴は、全て浸水処理します。ドア4枚ですね。
で、さらにシャワーテストしました。
ん~~~~
まだ微量の水が入りますよ。
ドアを1枚ずつ分解したりして、構造を確認したりしました。
そうしたら、この部分が怪しい。。。

運転席ドアの水切り。
ドアミラー部分が微妙に浮いてました。助手席側と比較して。
ドアミラーベースあたりにジャンジャン水をかけると、ドアの中に水が大量に入ります。

水切りを外してみると、というよりも引っ張ったらすぐに取れました。
ゴムの中に金属が入っていて、ドアの縁を挟み込む構造になっていますが、ユルユルでしたね。
デントリペアかなにかして、その時に水切りを取らないで工具を入れたのでしょうか、歪みも出てました。
こちらを交換して、再テストです。
今のところ、水は入ってきません。
昨日のミゾレでも大丈夫でした。
本日、ジャンジャン水をかけて、室内が濡れていなければOKですね。
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