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Stella Motors Today's events

埼玉県川口市のStella Motorsです。 BMW M3 M5 ALPINAのメンテナンスのショップです。
Stella Motors Today's events TOP  >  2020年02月

KW DDC

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F様のBMW550i TR(F11)は、足回りのリフレッシュでご入庫でした。
チョイスしたのは、KWのDDCです。
車高調機能の他、減衰力調整機能があり、Iphoneのアプリで走行中も減衰力調整が可能です。
組み付けは、配線と追加ECUがあるので、それなりに時間がかかります。
きっちりと取り付けたいですし。


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取り付け前の足回りの状態を、BOSCH製のフットワーク診断マシン"SDL"で記録します。


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診断中の様子。
こちらの写真はブレーキテストです。
前輪から順番に、アライメント調整の必要性とサスペンションテスト、ブレーキのテストと続きます。


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診断中の様子。
サスペンションテストです。


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作業中は、モニターに診断状態が映り、作業の指示が出ます。


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診断結果は、数値上ではブレーキの数値が悪かったです。


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前後ブレーキで、若干のジャダーが出ています。
ただし、普通に運転している分には感じないレベルです。
しかし、このグラフを見るのは、ある程度の熟練が必要です。
全てがブレーキに原因がある訳ではありません。
ちなみに、測定時はスタッドレスタイヤを装着しています。
結果の理由は後ほど。
ハブベアリングは摩耗している様子はありません。
ブレーキの効きに関しましても、正常です。


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サスペンションテストの結果です。
フロントとリア、両方とも、大きな劣化はありませんが、リアのショックアブソーバーはある速度域で機能が落ちています。
足回り交換後のグラフを後ほど出しますが、違いがわかります。
上から2番目のグラフ左右とも、てるてる坊主みたいな形になっているのを覚えておいてください。
下段右側のグラフは、リア足回りの状態です。
緑の線が左側、赤の線が右側。
左右でグラフの曲線に違いが出ていることがわかります。
減衰のバランスで、左右差が出ていると言うことです。


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取り付けるKW DDCです。
大変申し訳ありません。
他の写真を紛失して、背景が悪い写真しかありませんでした。


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フロント取り付けの写真。


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リア取り付けの写真。


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足回り作業そのものは、特別に大変なものでは無いのですが、四輪の足回りから制御用の配線を取り回し、室内まで引き回すのに時間がかかります。
配線の取り回しで、注意したい部分は配線のねじれ。
たまに他店でDDCを取り付けた車両を拝見しますが、だいたいがねじれて断線しかけています。
断線すると、当然減衰力の操作はできなくなり、また、エラーが入力して車両の出力制限が起きたりすることも考えられます。


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一通りの作業が完了。
車高は、全体のバランスを見ながらプリロードをゼロに近いところでそろえ、コーナーウェイトバランスもベストなところで調整です。


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もともとはスタッドレスタイヤ&ホイールを装着していましたが、今年は雪が降らなそうなので夏タイヤに入れ替え。


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そしてアライメント調整。


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数値をドンピシャで合わせても良いのですが、走行テストを実施して、バランスが良いところで落ち着かせます。


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仕上がったら、SDLで足回りの状態を診断。


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これは数字ばっかりなので、理解しにくいと思います。
納車時には、数字とグラフの具体的なご説明をいたします。


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ブレーキテストの結果。
ジャダーがほとんど消えています。
スタッドレスタイヤが、ブレーキテストに悪影響を及ぼしています。
どういうことかというと、フットワーク診断を実施するときは、まずタイヤの状態が正常であることが条件です。
結局のところは、クルマが路面と接しているのはタイヤだけで、足回りの構成部品はタイヤとボディをつなぐ補助ということになります。


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てるてる坊主のようだった中段のグラフは、どの速度域でも均等にショックアブソーバーが機能している状態に改善しました。
また、下段右側のグラフの左右差があったものも、ほぼ均等になりました。

取り付けてすぐの状態で診断していますので、1000kmくらい乗ると、もう少しなじんでくるでしょう。


DDC、いいですよ。




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BMW MINI エンジン始動ができないときがある。エンジンオイルを毎月入れている。

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T様のBMW MINIは、エンジン始動性に問題があり、冷間時にエンジンが始動しにくいそうです。
何度かキーボタンを押して、やっとエンジンがかかる状態です。
また、エンジンオイルの減りが早く、毎月のようにオイルを補充しているとも言っていました。

いろいろな角度から診断していく必要がありそうです。


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エンジンの始動性につきましては、診断結果は油圧が極端に低く、制御が入って始動できないようです。
油圧が低い原因を探っていくと、オイル量に問題があり、エンジンオイルが1Lくらいしか入っていません。
正常なオイル量は、4.5Lです。
確認のため、規定のオイル量にすると、エンジン始動性は回復しました。

始動しにくいというのは解決です。

では、なんでオイル量が1Lまで減ってしまうのか。
そして、なんで毎月のようにオイルを補充する必要があるのか。
ここらへんが問題ですね。

オイルが減る原因は、
・エンジンオイル漏れ
・エンジンがオイルを燃焼している
のどちらかで、誰かが飲んでいるというのは無いです。

点検をすると、エンジンオイル漏れはありません。
なので、オイルを燃焼しているが原因です。

「燃焼している」にも、いろいろとあります。
よく言われるのはオイル上がりとオイル下がり。
その他は、ブローバイガス過多で燃焼。

やりやすいところから再診断となります。


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吸気マニホールドを外すところが簡単なところ。


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見たとおりで、エンジンオイルが残っています。
どのクルマも、ある程度はブローバイミストが残りますけど。
ちょっと多いですね。


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各部品を取り外したのと同時に、スモークテストをします。
よけいな空気を吸ったり、エア漏れしてないかなんて言うのを調べます。


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こういう煙を、密閉した各部に入れていきます。
穴が開いていたり、亀裂があると、そこから煙が出てきます。

スモークテストで、異常はありません。


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次のテストが、BOSCHのFSAを使用したテスト。
こちらの数値で、オイル下がりが原因と確定しました。
最初からこれをやっていれば早いのですが、考えられる原因は潰しておく必要があります。

オイル下がりの修理は、オイル上がりよりは少しは楽ですが、やや時間がかかります。
オイル下がりの方が、ユーザー様的にもフトコロに優しいです。


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写真のように、エンジンヘッドを分解していきます。


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このスプリングの分解が難儀します。


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スプリングとカムシャフトを取り外したぞの写真。


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取り外した部品は、わかりやすく並べているぞの写真。


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オイル下がりの原因の部品は、奥の方にあって、バルブステムシールといいます。


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こういう部品です。
左が旧品で右が新品
旧品は穴の大きさが広がって、スカスカのゆるゆるになってます。


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新しいバルブステムシールを入れたところ。


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1個じゃないですよ。
このクルマは24個使ってます。


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こんな工具を使って組み付けるわけです。


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組み付けには、このような工具も使います。


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こんな工具も使います。

工具が無いとできない作業というわけです。


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組み付けが終わって、試運転後に完成テスト。
数値がOKになってます。

今回は通常の半額くらいで直りました。。。




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[ 2020/02/17 18:45 ] エンジン | TB(0) | CM(0)

日帰りメンテ ビルフラ・RECS・Injector Flushなどなど

次々と日帰りメンテのご依頼をいただいております。
ありがとうございます。
短時間のメンテナンスで、驚くほどクルマの調子が良くなります。

※今までブログをサボってたので、たまった写真の過去作業も含みます。




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M様は、BMW320iにBILSTEIN R-2000 スラッジクリーンのご依頼でした。




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D様のアルピナB10は・・・・・


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エンジンオイルを排出して。


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エンジンオイルをPower Cluster 0W40に交換。
以前は、Power Cluster ALPINA RSを使用していたのですが、ALPINA RSが良すぎて他のオイルがどんなのかわからなくなり、一つグレードを落としてみました。
どういう結果になるのでしょうか。


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代わりに、進化材を。


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点滴でポタポタ落とします。
終わると、エンジンの音が静かになり、軽く吹け上がるトゥルトゥルのエンジンになります。
ギアにも効きますよ。


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キャンペーン期間中は、WAKO'S Pro Stage以外のオイルはフィルターがおまけでつきます。




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N様は、BMW525iでご来店です。


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エンジンオイルを、Power Cluster 5W40で交換。
こちらのオイルは、BMWのノンターボエンジンに合わせて成分をブレンドしています。


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オイル交換の後は、進化材。
進化材は、エンジンの摩耗でできた細かいキズを埋めて、フリクションロスを低減。
なめらかに回るエンジンを作り出します。




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I様は、BMW M5でご来店です。
時間が無いのでクルマをおいて帰られまして、翌日にお引き取りです。


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Injector Flushを施工。
直噴エンジンは、定期的なInjector Flushで、インジェクターの寿命を延ばします。
燃費も少し良くなります。


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その後、インテーククリーニング。
こちらの作業は、これまた直噴エンジンの弱点である吸気バルブに堆積するカーボンを、付着しにくくします。


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M5はV8エンジンで、吸気系統が左右からとなっていますので、インテーククリーニングは左右バンクを分けて作業します。




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H様は、BMW Z4にWAKO'S RECSの作業でした。
RECSとかInjector Flushを定期的にやってますので、かなり調子が良いエンジンです。




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Y様は、BMW116にWAKO'S RECSの作業でした。
小さいエンジンでも、RECSの効果は十分体感できます。




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T様は、BMW G10にWAKO'S RECSです。
走行距離が1万キロを超えてくると、RECSの効果がわかるようになります。


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デフオイルの交換ご依頼もいただきました。。。




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M様は、アウディA6にBILSTEIN R-2000 スラッジクリーン(ビルフラ)のご依頼です。


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回収する洗浄液は、こんな感じになってます。


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アウディもオイルフィルターはキャンペーン時はおまけです。




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T様は、BMW523dにDIESELL FLUSHのご依頼です。
結構効きますよ。
DPFの詰まり予防にも良い洗浄液が入ってます。




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Y様は、アルピナB6をSDLでフットワーク診断。
違和感の原因がグラフで出ました。


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追加作業で、WAKO'S RECSのご依頼をいただきました。


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この年代の車両は、RECS後は煙がたくさん出ます。
逆に、新しめのクルマは、あまり煙が出ません。
これは、汚れているからとかではなく、構造の問題です。
でも、きちんとRECSの洗浄液は排出させますので、ご心配なく。


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キャンペーン時は、RECSと同時でしたらCORE601がお得な価格となります。




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W様のBMW320iもWAKO'S RECSのご依頼です。


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普通はマフラーから煙が出ると嫌がられるのですが、RECSの時は喜ばれます。




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K様は、マセラティクワトロポルテのメンテでした。


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Injector Flushから。


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インテーククリーニングの施工。


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BILSTEIN R-2000 スラッジクリーン (ビルフラ)の作業。
マセラティ用のアダプターは、メーカーから出ていませんので、製作して作業しました。


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エアクリーナーも交換です。


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デフオイルも、汚れているので交換作業のご依頼。


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摩耗していましたので、スパークプラグも交換。


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ここまでやったら、ATFも交換ご依頼です。


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ストレーナーも合わせて、フラッシングをして脱着交換作業でした。




日帰りメンテのご依頼は、随時承っております。




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BMW M3 車検でご入庫、状態が良く喫緊の作業が無いのでDCTフルード漏れ修理

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S様のBMW M3 (E90)が車検でご入庫でした。
ひと通り点検をしまして、一カ所を除いて修理等が必要なところはありませんでした。


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DCTからのオイル漏れだけありました。
最近多いです。

オイルパンからの漏れが目立ちますが。。。


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オイルで濡れているところをたどると、トランスミッション上部に向かいます。


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よくあるケースですが、トランスミッション上部にハーネス用のカプラーがあって、そこの部分のシール不良でオイルが漏れてきます。


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作業のため、マフラーとプロペラシャフトを取り外す必要があります。


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こんな感じのカプラーです。
トランスミッションの上じゃなくて横についてたら楽なんですけどね。


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オイル漏れの原因は、左のOリング。
ゴムの劣化でシール不良となってしまいます。
右は新品。


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もう一カ所のオイル漏れの原因であるオイルパンの作業。
オイルパンの作業は、DCTフルード交換と同じ手順ですので、お得なセット価格で修理ができます。


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オイル漏れの原因であるオイルパンを交換。
ガスケットだれの部品供給があれば、少し金額も安くなりますが、オイルパンまるごとの供給形態です。


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マグネットには鉄粉も付着していますので、ある意味DCTフルード交換のよいタイミングですね。


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もちろん、ストレーナーも新調します。


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左が新油で、右が旧油です。
今回は、純正オイルのペントシンでの交換作業でした。

DCTフルードは、お好みによってオイルを選べます。

純正にこだわる方はペントシンがいいですね。
スコスコつながるのはPower Cluster。
熱に強いのはMoty'sです。




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BMW750i 全体的にクルマの調子が悪いので見て欲しい、そしてくるみ爆破処置をやりたい

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U様のBMW750iが、点検修理でご入庫でした。
アイドリングが不安定で、エンジン警告が点灯するそうです。
また、エンジン回転が上がっても、途中で制御が入ってスムーズな加速が得られないとのことでした。
また、エンジンオイルが漏れているようで、駐車場の床に茶色の液体がたまってしまうということです。

早速、診断と点検を開始しました。
コントロールユニット診断では、V8エンジンの8気筒中7気筒でのミスファイア。
ミスファイアとは、点火不良です。
混合気をスパークプラグがうまく燃焼させることができない状態になっています。
点火不良となると、点火系のスパークプラグとかイグニッションコイルを疑いがちですが、そうでは無いことがまあまああります。
しっかりとした診断が必要となります。

その他も、いろいろとエラーが入力していましたが、直接エンジン不調に関わるものではありませんので、省略します。

ある程度の結論が出ましたので、目視点検に移行します。



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リフトアップすると、エンジンのオイルパンは、漏れたエンジンオイルでベタベタです。


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エンジンオイル漏れは、エンジン下部のオイルパンだけではなく、オイルフィルターハウジングをはじめ上部の方からも漏れています。
細かい部分は、エンジンを車体から下ろさないと見えないクルマです。


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エンジン下部からの点検は、とりあえずはオイル漏れが酷いと言うことで、上からも点検をしていきます。
冷却水はホース各部からそれなりに漏れています。
もれた冷却水は、乾くと白っぽくなります。


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エンジンの奥の方でも、冷却水漏れがあり、白っぽいだけでなく、現在進行形で緑色の冷却水が漏れ続けています。


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ベルトに冷却水が垂れて、エンジンが回転をするたびに冷却水が周辺に飛び散っています。


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あっちこっちにある白い点々が飛び散った冷却水。


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エンジンオイルと冷却水が混ざった液体がエンジン熱で沸騰し、デブリになった状態。


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上記の程度の冷却水漏れだったら、たいしたことないなと思いがちですが、下から見ると相当の漏れ具合。


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ラジエターの下側から、冷却水漏れ。


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これは、ラジエターの上から漏れた冷却水が、下部にたまった状態。


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ラジエターを外すと、わかりやすいです。


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オイル漏れと冷却水漏れの点検をしながら、インジェクターを取り外して目視。
状態は良くは無いです。
見た目だけじゃわからないです、特に直噴エンジンのインジェクターは。

トラブルシューティングで、ミスファイアを検知していますが、結論は点火系では無く燃料噴射に関するものです。
そこらへんの切り分けは、もう診断の経験でしか無いです。

ユーザー様からも業者様からも、やはり直噴エンジンのミスファイアに関する質問を多くいただきます。
プラグを変えてもだめだったとか、イグニッションコイルを変えても変化が無いとか。
一応、診断技法がありますので、点検をさせていただかないことには全く結論は出ません。
実車を前にした、詳細な診断で結論づけができます。

話しが飛んでいきましたが、この車両のインジェクターは寿命を迎えています。
寿命を迎えたインジェクターは、構造上から復活することはありません。

長持ちをさせる、予防整備につきましては、弊社のサービスにあるInjector Flushが有効です。
ただし、インジェクターの修理ではなくて予防。
虫歯予防の歯磨きみたいな感じです。



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その他、いろいろと問題を抱えていましたが、先に進むためにU様にご了解を得てエンジンを下ろすこととなりました。

N63エンジンは、ホースやパイプ、配線など、事前作業が盛りだくさん。


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エンジンを下ろすためには、マフラーを取り外してトランスミッションとプロペラシャフトを外す、そしてエンジンを下ろすとなるわけですが、マフラーの取り外しは少しややこしい。
バンパーの中にマフラーエンドがあるので、周辺を傷つけないように用心。


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プロペラシャフトジョイントラバーに亀裂が出始めていましたが、今回は見送り。


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エンジンが下りて、各部を点検します。


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リアクランクシールも、劣化でオイルが漏れています。
結構な量です。

いろいろと点検をして、お見積もりをすると、ふわわ万円を軽く超えてしまう内容です。


ご説明をして、最終的にお選びいただいた作業が、「くるみ爆破処置」でした。
ラジエターからの冷却水漏れは、今回はお見送り。


「くるみ爆破処置」は、直噴エンジンの吸気バルブに堆積したカーボンを除去するメニューです。


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直噴エンジンの吸気バルブは、ほぼ皆さんこんな感じになりますよ。


もう少しアップにすると。。。


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エンジンの構造から、ほとんどのメーカーの直噴エンジンが、こんな感じになります。
詳しいご説明は、ご来店ください。
この状態になると陥る症状は、軽微なものだとなんとなくアイドリング不調。
エンジンが吹け上がりにくい。
エンジンのパワーが出ていない気がする。
重症になると、エンストしまくるなど。
エラーが入力することがあれは、入力しないこともあると。
要は、見てみないと判断できないものです。

写真で見ると、バルブにたまったカーボンが柔らかそうで、ブラシかなにかでこすれば取れそうに見えます。
が、実はカチカチに固まっています。
「くるみ爆破処置」を導入する前は、丹念にブラシとケガキ棒でシコシコやってましたが、V8エンジンをやると3~4日くらいかかります。
しかも、バルブステムの見えない側のカーボンはあまり取れません。

で、3年くらい前に「くるみ爆破処置」を導入したに至ります。

そして、「くるみ爆破処置」をやった結果は。。。


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このような状態まで回復します。
もちろん、バルブに堆積したカーボンがエンジン不調の主原因であれば、これで回復します。
今回は、インジェクターの寿命という問題を抱えていましたので、完調となることはありません。

100%の性能のエンジンが、30%まで調子を崩し、50%まで回復できたというところですね。


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すべて組み付けて、最後にロボコンのご依頼をいただき、終了となりました。

一言ではお伝えしきれないことがたくさんあります。
ご相談くださいませ。




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[ 2020/02/08 14:49 ] エンジン | TB(0) | CM(1)

マイバッハの車検

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K様のマイバッハが、車検でご入庫でした。
しかし長いですね。
車幅は1980mmなので、特別幅広ではないですが、長さが6160mmと、軽自動車2台分くらいあります。
ピットに入れるときの切り返しが大変です。

今まで、ディーラーの整備でかなり手が入っています。
車検や12ヶ月点検時は、整備記録簿や今までの整備請求書が車検証入れにあれば、確認をしながら整備をしていくのですが、相当の整備履歴でした。

でも、だからって手を抜くことは無いですよ。

前回整備を実施している部分が、またまたトラブルを起こしていることはよくあることです。


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ボンネットがでかいので、つっかえ棒をしておかないと、万が一ボンネットが下がってきたら背骨が折れます。


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ひとつひとつ、カバーを外して点検をしていきます。


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こちらはイグニッションコイル。
点火系のパーツです。
12気筒エンジンでツインプラグなので、片側12本のスパークプラグ。
左右バンクで24本スパークプラグを使用しています。

イグニッションコイルがすべてつながっているので、プラスチック部分が折れないように慎重に取り外します。
1カ所が割れたらまるごと部品が必要になってしまいますので。。。


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スパークプラグは、中心電極が摩耗していました。


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左が新品で、右が旧品です。
右側の中心電極が減っているの、わかりますか?
そろそろ、摩耗が原因の点火不良が出始めるころですので、24本をまとめて交換のご依頼をいただきました。


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ピンボケですが、違いがわかるでしょうか。


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イグニッションコイルは、汚れていたので洗浄して取り付けです。


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ファンベルトが摩耗していました。


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やたら長い幅広のベルトです。


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その他、ベアリング類も摩耗して、回転をさせると音が大きく、方も出ていましたのでまとめて交換。


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これは新しいベルト類。


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プーリーが全部で11個ありますので、取り回しを覚えておかないと組間違えます。


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左リアドアは、この部分の修理ではなくて、左リアシート不動の修理。
左リアシートは、すべての機能が使えませんでした。
診断の結果、スイッチの不具合と判明。
シートスイッチは、ドアについています。


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念のため、分解してスイッチ単体のテスト。


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こういうスイッチで、ドアの内張を外さないとスイッチが取れません。


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部品発注後、10日ほどで新しいスイッチが入荷。

動作確認はOKでした。

その他、諸々の細かい作業を済ませて、テスト走行を実施。

異常無しで、無事に完了いたしました。




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